自作コメンタリー4 「関口ヒロシのミスター・ドピュー」

今回は、僕のデビュー作の「ミスター・ドピュー」です。

永遠の童貞教師・関口ヒロシが女子高生に真の教育を施すというギャグ漫画で、本番シーンはありません。

デビュー前の学生時代、僕はひょんな縁から双葉社初のエッチ系雑誌「Mensアクション」でアルバイトをしておりました。 ずっと漫画家になりたいな〜と思っていたのですが、それまでジャンプ、サンデー、コロコロコミック、くらいしか知らないと言っても過言でない僕にとって、このエロ漫画の世界は新鮮で衝撃的でした。

しかしこんなエンターテイメントな職場にいながら、初めて描き上げた作品は、少年と不幸な生活の少女の交流という、地味で何を伝えたいのかわからないストーリーでした。 編集長に見てもらったのですが、いい反応がもらえるはずもなく、やっぱりダメか〜とがっくりしたのですが、その1年後、ふと「やっぱり漫画はわかりやすく、面白いものがいいんだ!」と気づいたのです。

当時Mensアクションで連載されていた櫻井トシフミ先生のエロとギャグをミックスした作品からも影響を受けました。 僕もお笑いが大好きだったので、こういうの僕も描いてみたいと、Mensアクションに掲載してもらえる漫画と初めて具体的な目標を設定して描いた漫画が、ミスター・ドピューの第1話「強引ぐマイウェイ」でした。

もてないサラリーマン・関口ヒロシが恋したセクシーギャルが実は小学生だったというエッチギャグ漫画で、キャラが面白いと編集長にも好評で、ちょっと直しただけでほぼそのままの形で掲載が決定しました! そしてその時、第2話のアイデアも用意していたので話したら、それも面白いと執筆のゴーサインを出してもらえたのです。 1994年8月の事です。いきなり自信があふれ、その時初めて父親に「俺、漫画家になるよ」と宣言しました。

時期的にも運良く、好調だったMensアクションは姉妹誌「メンズヤング」を準備していて、その連載陣の中に僕も入れてもらえました。デビュー即連載と、ラッキー過ぎる程ラッキーな船出だったのです。

3話以降は何も頭になかったのですが、このキャラが女子高の教師だったら面白いなと直感で設定を決めました。 「関口ヒロシ」という名前は、当然あのタレントさんと同じなのですが、今以上に当時は真面目で権威のあるイメージがあったのでそれを利用させていただいて、バカキャラの名前にしました! 今更ですがかなり失礼ですよね。申し訳ありませんでした! タイトルはもっとわかりやすくバカなやつがいいという家内の提案から「ミスター・ドピュー」にしましたw

今読むと、よくこんなの連載できたなというくらい絵がヘタでゾッとしますね。しかし、素直にこれは面白いと自分で思ったものを描いているので、けっこう笑ってしまう所もあります。女子高生の夜遊びに関口ヒロシが真の教育を施すため変装して付いていく話とか、バカバカしくて好きですね!

若い時はホント怖いもの知らずで、例のオ◯ム真理教を茶化したエピソードを堂々と描いていたり、のびのびやらせていただきましたね。

連載は3巻分まで描いたのですが、残念ながら単行本は2巻しか出ませんでした。売れなくて…。最低教師故に日本一の教師として表彰されてしまうという展開は気に入っていたのですが。

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