自作コメンタリー2 ぷるるんゼミナール(その1)

自作コメンタリー第2回は、初の週刊誌連載となった「ぷるるんゼミナール」です。

当時、双葉社の「メンズアクション」「メンズヤング」「アクションヤング」といったエッチ系雑誌が好調で(実はマニアが聞けば驚くようなベテラン編集者たちによって作られていたのですが)、その勢いを低迷していた週刊漫画アクションに持っていこうという事で、老舗雑誌のアクションにエッチ系の作家が大量投入されたのですが、その流れで僕もその時連載していた月刊誌3本を整理して参加させていただく事になりました。

その前に始めた「桃色乳タウン」という作品がかなり気に入っていて、しかも今度は週刊連載に耐えられるようなものという事で何を描こうか悩んだのですが、考えたのは主人公は女子大生で、純情な彼女が大人のエロい世界を冒険するというエロ版「不思議の国のアリス」というイメージでした。

主人公の深瀬菜々美のキャラクター設定は、巨乳である事に加えて何か他にも凝った設定を考えていたのですが、「ただ巨乳ってだけでいいんじゃないですか?」と決めてくれたのは担当のNさんでした。菜々美の決めゼリフ「オッパイ大き過ぎてゴメンナサ〜イ!」も、何気なく僕が第1話で書いたセリフをNさんが「これ毎回使いましょう」と言ってくれたものなのです。。。

菜々美の乳の大きさに関しては、連載中一度もそのサイズは言及していませんでした。雑誌「FLASH」の当時の特集で漫画の巨乳キャラランキングというのがありまして、サイズ未発表の菜々美はランク外でしたが(なぜかサイズを発表していたサブキャラの田嶋先生は3位か4位にランクイン!)、事実上のベストワンとして番外に紹介されてました。。。w

そして偶然なのですが、当時借りていた仕事場の隣の部屋に引っ越して来た女性の名前がなんと「ナナミ」さんでした! 編集さんとの打ち合わせやアシスタントへの指示の中で「今度ナナミにどういうセックスさせましょうか!」とか「ナナミの乳(のスクリーントーン)、何番ですか?」という言葉が出ると隣に聞こえてないかかなりヒヤヒヤしましたヨ! ただでさえ聞かれたら軽蔑必至の会話なのに、さらに自分の事を言ってる!と思われたらこれはもうグランドスペシャルド変態ストーカーじゃないですか! ヘタしたら警察呼ばれていたかもしれない!  あ〜あぶなかった。。

舞台が女子大のフェミニズム論のゼミになったのは、学生時代にフェミニズムの授業を選択してそのインパクトが大きかった事が要因になっています。世の中にそういう事で戦っている女性たちのいる事をそれまでぼんやりと生きていた僕は初めて知り、かなり衝撃を受けたのです。 ですから漫画ではフェミニズムをバカにしているように見えるかもしれませんが、心の底ではリスペクトの想いを強く持ちながら描いていたのです。 信じられないかもしれませんが!

しかし読み返してみると、作品という以前に絵がヘタですね…。今もうまくないですが。。。 ブログのタイトルを「ぷるるんゼミナール2への道」とテキトーに付けてしまいましたが、こんなのにパート2作る意味あるか?と、モチベーション下がりました。。。

 

自作コメンタリー2 ぷるるんゼミナール(その1)」への5件のフィードバック

  1. yeah, i hope it plan be real, i still hope pururun seminar can be the longest story adult manga ever ^^,
    i have some suggestions :
    – maybe the next new manga can use “wrestling” as theme
    – this wordpress need some wallpaper 😀

    Ganbatte

  2. After translating this to be sure it’s true, I’m very happy to hear the news about Pururan Seminar’s return! Now that I think about it, I got to know: will we see Nanami’s further sexcapades? Who will be in the new seminar since 2000? Will their mentor return as well?

    A-Log

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